第58回 日本口腔組織培養学会 学術大会・総会
大会長 杉浦 剛
この度第58回 日本口腔組織培養学会 学術大会・総会を鹿児島で開催させていただくことになりました。本学会も第58回となり大変な歴史ある学会となりました。私自身も大学院生のころから本学会に育てていただきました。ご存知のように、本学術大会は若手もベテランも激しく討論を交わすことが伝統となっており、まさにこれは「学問の追求」の姿といえます。WEB学会が普通になってしまった今、萎縮してしまった「学問の追求」の姿を復活させなければなりません。新型コロナウイルスの感染者数は一進一退を繰り返しており予断を許さない状況ではありますが、少しずつウィズコロナの認識が広がりつつあり、行動制限も緩和されてきております。安全性に配慮し、ソーシャルディスタンスを確保しやすい会場を確保しておりますので本学会の基本に立ち返り、現時点では対面での開催といたします。活発な討論を期待しております。
特別講演は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生化学・分子生物学分野の奥野浩行教授に「神経活動によって発現誘導される遺伝子群による神経機能調節~Role of neuronal activity-regulated genes in modulation of neural function~」と題してご講演いただく予定にしております。
さて、本学会を鹿児島大学が担当するのは平成26年に本学歯科機能形態学分野の後藤哲哉教授が担当され、今回で2回目となります。しかし、平成26年度第51回大会は開催地は小倉でございましたので、鹿児島の地にお迎えするのは初めてということになります。
鹿児島は南国情緒ただよう街並みと歴史、桜島をはじめとする雄大な自然に恵まれております。12月であっても比較的温暖な気候です。是非、プレ・アフター学会も楽しんでください。黒豚をはじめとする“黒グルメ”、そしてスイーツも自慢です。お酒の好きな方はぜひ本格芋焼酎を楽しんでください。県内には小さな焼酎蔵が多く、他県に出回らないので、めずらしい焼酎に出会えると思います。
本学会が実り多きものとなり、皆さんの記憶に残るものとなりますように医局員一同、一生懸命準備してまいりますので多数の先生方のご参加を心からお待ちしております。